豊中市、千里中央の心療内科、精神科、内科|ちさとクリニック

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心療内科・精神科

診療内容

ストレス社会といわれる現代では、心の健康をうまく保てないという方が増えています。職場では過度の仕事量、リストラ、倒産、人間関係など。家庭では子育て、複雑な対人関係などで悩まれている方も多くみられます。

これらの問題に対し、親しい人に相談することで精神的負担を減らすこともできますが、クリニックでは中立的で利害関係のない医療関係者に話ができるという利点があります。自分の中では改善できない問題を話し合うことで整理でき、改善の糸口を見つけられる場合もあります。

また、身体的な病気が原因でないかどうかを検査することもできますし、病状に応じた抗精神薬といった薬物治療も可能です。そのほか、当クリニックでは患者さんの状態に応じて、注射・点滴も行えます。

脳と感情

最近の知見では、感情の発生と制御においては、扁桃体と前頭前野が深くかかわるとされる。

扁桃体は、様々な物事が自分にとって安全で良いものか、反対に危険で悪いものかを評価判断する。他人の表情を見て、怒っているのか、悲しんでいるのかを見分けるのが一例である。また、安全か危険かを判断した後、様々な感情を引き起こして適切な行動に移れる身体状態を作り出す役割もある。扁桃体は、人間が生物として生きるために必要な基本的感情とかかわりが深いといえよう。

一方、前頭前野は人間の高等な認知機能を支える部位である。感情においても扁桃体と密接なつながりをもち、前頭前野は「感情刺激-それに対する行動-その結果の善し悪し」の関係を把握し、それに基づいて行動を長期的に制御する。
また、常に感情のみに従って行動すると社会的には不適応に陥るため、そうならないように感情を適切に制御するのも前頭前野の役割である。このように 前頭前野は社会生活を営むために欠かせない機能を担っている。なお、うつ病などの感情障害では前頭前野の機能が低下し、扁桃体の適切な制御ができないため、実際に危険がないのに物事に対して不安や恐怖を感じることが指摘されている。

脳内を流れる神経伝達物質も感情とかわりが深い。例えば、セロトニンが不足するとうつ状態を引き起こし過剰になると攻撃性を高めるとされる。
ドーパミンは快感や幸福感と関連するが、過剰になると妄想や幻覚、不足するとパーキンソン病を引き起こすとされる。

またセロトニンやドーパミンは単独で機能するわけではなく、ノルアドレナリンとの相互作用で感情状態を引き起こすことも明らかになってきている。薬物療法とは、このような神経伝達物質の過不足を薬物によって細かい調整することで、心の間題の改善を目指す方法である。

心のストレス

ストレス 何らかの内的・外的刺激によって生体内の環境が一定のバランスを保てなくなった状態をいう。
ストレスの原因になる刺激はストレッサーと呼ばれ、本来はストレスと区別されるものである

心理的ストレス~「自分には対処できる」と思うかどうかが分かれめ

ストレスは、栄養素の欠乏などにより起こる生物学的ストレスと、不安、恐怖、対人関係での不適応などにより起こる心理的ストレスに分類できる。

もともとこの言葉は、工学系で「重圧」や「ひずみ」の意味に用いられてきたが、セリエが医学に援用し、以降、気温や有害物質など物理的刺激への生体の非特異的な反応に広く用いられるようになった。今日、ストレスという言葉は、心理的ストレスの意味で日常的によく使われる言葉になっている。

心理的ストレスの生起と個人の認知のしかたとの関係に着目したのが. ラザルスらである。彼らは、環境からの要請とそれに対する個人の対処能力とのバランスにおいて、前者が後者を超えて自分の能力では対処できないと認知した時、個人はストレスを感じるのだという。つまり、環境からの要請に対して「自分には対処する力がある」と思うか否かが、ストレスを感じるかどうかの分かれ目になるというのである。個人の認知的側面を重視した彼らの考え方をふまえると、ストレスの感じ方に個人差があることを理解しやすいだろう。

心の葛藤

欲求 人の内部にあって、その人の行動を引き起こさせるもの。生理的欲求など、動物としての基本的なものから、安全や愛情、承認の欲求、さらに、自己成長(自己実現)の欲求といった高次の欲求がある。

心の欲求は葛藤の種

例えば今、試験勉強をしなくてはという気持ちと、放映中のお気に入りのテレビ番組を見たい気持ち(欲求)があるとき、心に葛藤が生じる。この葛藤は、いわば、自分の心が、反対方向に引き合う力の狭間で身動きのとれない状態といえる。このように、個人の内面に、二つかそれ以上の同時にはかなえることのできない欲求があって、どれを選択するかで困惑している状態を心的葛藤という。

臨床心理学では、葛藤というと、S. フロイトの精神分析理論が有名である人間は、その自覚があるかないかにかかわらず、結局は自分の中の葛藤の解決にあらゆるエネルギーを注いでいる。フロイトは、この葛藤の解決がうまくいかない場合に神経症の原因になるとした。

例えば、心理学者のK.レウインが示した葛藤の3パターンを、食べ物の例で考えてみよう。
接近ー接近葛藤このケーキも食べたいが、あのケーキも食べたい。ひとつに決めなくてはならないが、どちらもあきらめられない。
接近一回避葛藤大人気のスイーツなのだが、卵のアレルギーでたくさん食べられない。でも一度食べたらやめられないおいしさ。

回避一回避葛藤合宿の朝食のおかずが、大の苦手の納豆と生卵のみ。食べないと昼までもたないが、万事休す!この他に
ニ重の接近一回避葛藤というものもある。例えば二つの料理のうち、片方は大好物だが、量が少ない。他方は、量は多いが、苦手な野菜が使ってあるというように、プラスマイナスがどちらにもあって葛藤を起こす場合である。
心理臨床において特に問題になりやすい葛藤状況は、②や3の場合である。
特に②の葛藤は、個人のメンタルヘルス上は、大変困った事態となりやすい。心理臨床的な事例で考えてみると、子ども虐待などは、愛情をもらいたい、依存したいが、近づくと暴力を振るわれるかもしれない恐怖が湧くという葛藤状態のもっとも深刻な例であろう。
③も、例えば、学校にも家にもいたくないから家出する、というように、追いつめられた選択をする状況に陥る場合もある。

臨床心理学 参照

心の防衛

抑圧 苦痛や不安、罪悪感など、自分が意識すると不快な状態になるや観念を、無意識に追いやってしまう心の働きのこと葛藤処理メカニズムの一つである。

防衛機制は健康な心の働きのメカニズムである

葛藤不安を起こすものに自ら向き合って解決しようと取り組むこともなく、ほとんど無意識に、不安を起こす事態そのものの知覚や理解を回避したり歪曲するメカニズムを(心理的)防衛機制という。
防衛機制というのは心の働きのメカニズムのことで色々なパターンがある。心はいつも穏やかであるはずもなく、防衛機制は、健康な人間にとっても、現実をありのままに受け入れるとダメージが大きすぎる体験から心を守る大切な働きなのだ

適切な場所で適切に、かつたくさんの種類を使えることが望ましい

昇華—–欲求を社会的文化的に価値あるものに移しかえる(学問、芸術、スポーツなどに熱中する)こと。健康的な防衛機制。

合理化—–自分の失敗や好ましくない行為を、何かの理由をつけて正当化すること。

反動形成—–抑圧を維持するために、反対の態度をとる(受け入れがたい欲求が強すぎると、抑圧では不十分で、正反対の行動をとることで不安から逃れようとする)。
嫌いな相手に親切にするなど。

打消し—–不安や罪悪感を起こした行為を、それとは反対の行為でやり直すことによって、安定を図ること。誰かをいじめながら、人助けを熱心にするなど。

隔離—–強い感情を伴った観念や行動から感情を切り離し、不安や苦痛から逃れようとすること。

否認—–受け入れたくない欲求、体験、現実を認めないこと。
無意識下でのことなので、本人は否認した自覚がない。

エンパワーメント

エンパワーメント 心に問題などをもち無力感を抱える人が、個人、組織、コミュニティの三つのレベルにわたって自らの生活に統制感と意味を見いだしていく力を獲得するプロセスをいう。当院でのデイケア訪問看護

自立的な解決の力を高めるための援助

近年の心理臨床的援助は、心の間題を抱える個人にとどまらず、取り巻く環境への働きかけも重視している。コミュニティ援助(当院デイケア訪問看護

では特に、様々な間題を抱えながらも一人の生活者であること、人間は本来、自ら回復する力をもつ存在であり、個人がその力を獲得し、
自分で何かができるという実感をもって自立的に問題に取り組めるよう支援するという考えが根底にある。
そこで、援助者は三つのレベルで力を獲得できるよう支援する。

それは、自分の間題を自分で統制し、解決していく(個人レベル)、集団や地域社会で他者とともに生き、支え合う(組織レベル当院デイケア訪問看護社会へ自分の主張を伝えていく力をもてる(コミュニティレベル)ような支援である。

こうした援助のあり方は、弱い立場の人が、より力をもつ人たち(当院の専門職など)から助けてもらうという従来の一方向的な支援モデルとは根本的に異なっている。このような意味で、以下に述べるセルフヘルプ・グループの活動は、エンバワーメントを図る活動の例として注目すべきものである。
個人のエンパワーメントを図ることでセルフヘルプ・グループ(当院デイケア訪問看護への参加・活動を促し、また、セルフヘルプ・グループでの活動が個人をエンパワーメントするというように、促進的な効果も期待できる。こうした取り組みは、コミュニティ感覚を育むプロセスをもつ大切な活動である

うつ病とうつ状態

うつ病とうつ状態 うつ状態とは気分の落ちこんだ状態を表す言葉で、重症であればうつ病と診断される。しかし、うつ状態はうつ病以外の種々の病気でも症状として生じるし、正常な反応の場合も含まれる。

古典的なうつ病

古典的なうつ病では、うつ病になる前の性格にも、ある特徴があるとされている。それは、几帳面で正義感が強く、手抜きや怠けることができず、

何事も律儀にやろうとする、というものである。普通は、過労状態など負荷がかかりすぎると、人はうつ状態になることで、自動的に休養モードに入り、それ以上疲れて倒れてしまわないようにする。しかしうつ病になりやすい人は、疲労しているにもかかわらずさらに活動しようとし、あるとき突然ダムが決壊するかのような感じで、抑うつ症状を現してしまう

このタイプの人は、昇進のような喜ばしい事態に遭遇しても、そのことがそれまでの安定した状態を脅かすことになるので、昇進を契機にうつ病となることもある。
こういった古典的タイプのうつ病は、多くの場合、適切な薬物療法と休養によって快復することが多いといわれている。

うつ病の増加とその問題

近年、うつは心のかぜです、といわれ、うつ病と診断される人が増えた。確かにストレスの多い現代では、うつ状態になりやすいのは事実だろう。

しかし、ある人のうつ状態がうつ病によるのか別の疾患によるのか、もしくは正常範囲というべきなのかの判断は難しい。少なくとも古典的なうつ病のように休養と抗うつ薬による治療では改善しにくいうつ病が増えたといわれている。
この新しいタイプのうつ病の特徴は、①20歳前後で発症し、②うつ症状自体はさほど重くなく、③古典的なうつ病の病前性格であるところの几帳面さ律儀さが見られず、④自責感に乏しく、⑤嫌な場面を避けようとする回避傾向があり、⑥パーソナリティの偏りや適応における間題との区別が難しい、という点である。

これらのことを別の言い方をするなら、古典的なうつ病は体質的な要因と心理・社会的ストレスという誘因によると考えられるが、新しいタイプのうつ病は、主にパーソナリティの間題を背景にもっていると考えられるということになるだろう。新しいタイプのうつ病者の病前性格は、全般的に未熟で、自己愛傾向が強く、思い通りにならないことへの耐性の低さなどを特徴とする。そのため休養を勧めるとそのままずるずると社会から遠ざかってしまう。この場合、薬物療法も大事だが薬物療法だけでなく、心理療法の併用が有効となる。当院では特に優秀な医師3人が精神心理療法もしっかりと行っております。

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